すでに黒字でコロナ禍でも絶好調!日本版オフプライスストア、アンドブリッジ急成長の理由

2022/07/11 05:55
    小内三奈
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    さまざまな企画にチャレンジし、オフプライスストアの可能性を探る

    インテリアスペース
    最大店舗のひたちなかは、くつろげるベンチの設置や広い店内を活かし回遊性を高めた

     どの店舗も300坪ほどの大型店であるのもアンドブリッジの大きな特徴である。「広いスペースを活用し、家具の販売、中でもインポート家具の中古品などを販売したところ、大変好評だったという。「家具やインテリアも大きな需要があると確信した」と松下社長は語る。

     また、地元で活躍する音楽家を誘致してピアノコンサートを開催するなど、常に新たな取り組みにチャレンジし、顧客を呼び込むため、飽きさせないために工夫するのがアンドブリッジ流だ。

     アパレル業界の余剰在庫と同様、大きな社会課題となっているのが食品ロスだが、アンドブリッジでは昨年末から、社会貢献型ショッピングサイトの「KURADASHI」と新たな協業もスタートさせた。賞味期限が迫っていたり、パッケージの汚れやキズなどの要因で通常の流通ルートでの販売が困難な食品を扱う「KURADASHI」の商品を販売してみたところ、「え?食品もあるの?」と大きな反響があったという。「今後は、出店しているショッピングセンターとの合同や、店舗の立地に合わせたイベントを企画したりと、マス向けのPRと地域向けのPRを分けて展開していく」と松下社長は意気込む。

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