いま、越境ECをやるべき理由と成功方法とは?

2022/03/25 05:55
小内三奈
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サイト構築から配送までサポートするCafe24 Japanが教える

海外に比べてEC市場の成長が緩やかだった日本においても、コロナ禍で一気にEC市場の規模が拡大。新たに海外をターゲットに販路を拡大しようとする動きも広がりつつある。越境ECの立ち上げを全面的にサポートすることで注目されるCafe24 Japan(東京都)の正代誠社長は、「今こそ越境ECにチャレンジするチャンスだ」と語る。越境ECの可能性やメリット、デメリット、今チャレンジすべき理由とは。

海外をターゲットに売りに行くなら、コロナ禍の今がチャンス

無料デザインテンプレート
Cafe24 Japanが提供するECサイトのテンプレート(無料デザイン)

 コロナによって、これまでECで買い物をすることに抵抗があった人もECでものを買うようになり、EC市場は急速に拡大している。既存のEC事業者に加えて、大手企業もこぞってEC事業を強化。新たに参入する中小企業やショップも増え、市場の拡大とともに競争はますます激化している。

 そもそも、いざ参入しても、認知してもらうためには経費と時間がかかり、なかなか利益を上げにくい構造にあるのがEC市場である。コロナの収束がなかなか見えないことも相まって、「それでは、海外向けにビジネスを行うのはどうか?」と、越境ECを検討し始める事業者が増えている。

 ECサイトの構築、広告、決済、物流などのサービスをワンストップで提供するCafe24 Japanの正代社長は、「越境ECのチャンスは、間違いなくコロナ禍の今だ」と強調する。

 「コロナ前の2019年に日本を訪れた外国人は、過去最高の3188万人だった。訪日者の中には、日本の商品が好きで購入していた人が大勢いる。コロナ禍で日本に来たくても来ることができずにいる海外の人たちをターゲットと考えるなら、今こそ積極的に売りに行くべき。国内の競争に比べれば越境ECは参入者も少ないので、大きなチャンスがある」(同)

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