セブン&アイHD、ABCマートにスポーツ用品のオシュマンズを売却

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セブン&アイのロゴ
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2月10日、子会社のオシュマンズ・ジャパン(東京都千代田区)を靴専門店大手のエービーシー(ABC)・マートに売却すると発表した。写真はセブン&アイ・ホールディングスのロゴ。都内で2017年12月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2月10日、子会社のオシュマンズ・ジャパン(東京都千代田区)を靴専門店大手のエービーシー(ABC)・マートに売却すると発表した。3月1日付けでオシュマンズの全株式をABCマートに譲渡する。売却額は非公表。

 オシュマンズは、イトーヨーカ堂が米オシュマンズ・スポーティンググッズと業務提携し、1984年12月に設立され、2012年3月にセブン&アイHDの子会社となった。現在、スポーツ用品専門店9店舗を展開しており、21年2月期の売上高は38億円、営業損益は5億円の赤字、最終損益は4億円の赤字だった。

 セブン&アイHDでは、21年7月に公表した5カ年の経営計画に基づいて事業ポートフォリオの見直しを行っており、オシュマンズの売却先を検討していた。

 ABCマートでは、コロナ禍で強まった健康やスポーツへの関心は今後も続くものと捉えており、オシュマンズの出店余地は大きいと判断した。国内で1000店舗強を展開するABCマートの運営ノウハウやシステムを活用し、オシュマンズの店舗運営の効率化とABCマートとの協業を図っていく。

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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