ローソン、穴あきのスプーン・フォークを導入、木製も選択可能に

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ローソンのプラスチック使用量を削減したスプーン
持ち手部分に穴を開け、長さも短くすることでプラスチック使用量を削減した

 ローソンは、4月からプラスチック資源循環促進法が施行されるのに合わせて、プラスチック製の穴あきスプーン・フォークを導入する。持ち手部分に穴を開け、長さも短くすることでプラスチック使用量を削減した。

 4月1日から東京都内の3店舗で導入し、順次他店にも広げる。2022年上期中の全店導入を目指す。穴あきカトラリーは、スプーン、フォーク、デザートスプーンの3種類があり、従来品に比べてプラスチック使用量を約4〜14%削減した。

 ローソンでは、加盟店の意向によって木製スプーンも選択できるようにする。同社は2021年8月から都内の「ナチュラルローソン」8店舗で、木製スプーンを実験的に導入した。木製はプラスチック製に比べてコスト増となるものの、使い勝手などの点で大きな問題はないことから、プラスチック製穴あきスプーンか木製かを加盟店が選択できるようにした。

 木製スプーンは4月1日から、関東と近畿の希望店舗に供給を開始し、順次全国に展開する。安全性の観点から、フォークについては当面、プラスチック製のみとする。

 プラスチック資源循環促進法は、使い捨てプラ製品を年間5トン以上使用している事業者に、使い捨ての抑制や回収・リサイクル、環境配慮型素材への転換などを義務づける。対象は小売店が配布しているスプーンやストロー、ホテルが配布するヘアブラシや歯ブラシ、クリーニング店のハンガーなど12品目となっている。

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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