マーケティングデータを読むために、そもそもマーケットをどう定義するかが重要な理由

TrueData:桂幸一郎
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マーケティングのイメージ
マーケットシェアをモニターする前に、マーケットを定義しなければならない(TCmake_photo/istock)

 今回は、マーケティングデータのうち、最も広く使われている店頭販売データに関してお話しします。とくに「データでわかる範囲」について取り上げます。

 店頭での販売状況がわかるのはPOSデータです。このPOSデータをいろいろなチェーンからピックアップして「小売店パネル」データとしていくつかの調査会社が販売しています。

 小売店パネルデータというのは、日本にあまたある小売店のうち数千店舗をピックアップしているので日本のすべての店舗の状況がわかるわけではないですが、どの調査会社もできるだけ「標準的」な店舗を選んでいるのでマーケットのトレンドを把握することができるのがこのデータの有用なところです。

マーケットにおける自社の相対的健康状態を把握する

 小売店パネルデータからは、いつどこで何がいくらで売れたのかがわかります。企業はこの推移を追うことで、今、自社の商品はマーケットでうまくいっているのかそうでないかをモニターすることができます。それによって、それらの直接的な要因(マーケット全体が落ちている、単価が高い、あるいは販売店率が上がっている、など)を定量的に把握でき、戦略・戦術の改善や強化などに生かすことができます。さらに、マーケットでのトレンドと自社の出荷状況のギャップを理解することで「自社のマーケット内での相対的な健康状態」がわかります。

 「マーケットでの自社の相対的健康状態」がわかるということはとても重要です。たとえば

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