ヤオコー旗艦店内にも! 無印良品のSM隣接出店の効果は?

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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新店の約7割がSM隣接型に

 日常的に使用する商品を拡充するほか、これまで以上に地域や生活者に身近な存在になるために良品計画が近年注力しているのが、SMに隣接する立地への出店だ。2111月には、埼玉県を本拠とするSM企業ヤオコー(川野澄人社長)の新たな旗艦店「ヤオコー和光丸山台店」(埼玉県和光市)の2階に「無印良品ヤオコー和光丸山台」(同)を出店するなど、SMの店内や敷地内への出店を加速。こうしたSM隣接型店舗の業績は好調に推移しているとのことだ。

ヤオコー和光丸山台店の2階に無印良品が出店した
ヤオコー和光丸山台店の2階に無印良品が出店した

 堂前社長は「(SM隣接型店舗は)非常に可能性が高い。同じ建物内や別棟での出店など、さまざまなパターンの出店形態がある。現時点では、別棟で出店しながら、1階など同じ階層で買い回りしやすく、われわれとSM以外のテナントも入る『コミュニティセンター』としての出店はとくに業績がよい」と、ある程度の「勝ちパターン」が見え始めていることを示した。

 228月期通期の計画では、営業収益4800億円、営業利益450億円、営業利益率9.4%、当期純利益320億円と、期初計画を据え置く。国内出店は前期末差45店舗増の501店舗を計画。新店のうち、約7割がSM隣接型を予定するという。SM隣接型店舗は良品計画のさらなる成長に必要不可欠な存在となりつつあるようだ。

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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