新型コロナウイルスの感染拡大は、収束の兆しが見えない状況です。問題が長期化する一方で、生活者の間ではいわゆる「新しい生活様式」が定着し始めています。リモートワークや時差出勤の実施、ECやデリバリーサービスの利用拡大、“3密”の回避など、生活スタイルは大きく変わってきています。
そうしたなかで、彼らの生活を支え、寄り添う存在である食品小売業も同じように、これまでのビジネスモデルを変革することが求められています。食品小売業を取り巻く環境や消費者のニーズはどう変わり、それに合わせてどのように変化していくべきなのか。「商品政策」「お客」「働き方」「買物」の4つの切り口から考察するとともに、サミットの竹野浩樹会長にコロナ後の食品小売の在り方についてインタビューも行いました。「アフターコロナ」「ウィズコロナ」の時代における経営のヒントを、本特集から見出していただければ幸いです。
第2特集では、毎年恒例の「世界の小売業ランキング」を掲載。売上高トップ100社の経営指標とともに、「世界の小売」を俯瞰してみました。5月15日号「アメリカ小売大全2020」と合わせて読まれることをお勧めします。
このほか、特別レポート「ロピア、50店舗体制へ」も必見。50店舗目の出店にこぎつけたディスカウント・スーパーの雄ロピア（神奈川県）の最新動向を徹底取材しました。加えて、不定期連載「専門店フォーカス」では、自転車専門チェーンのあさひ（大阪府）が登場。市場が縮小するなかにあって好調を示す自転車専門店のトップ企業の経営戦略をつまびらかにします。
新店レポートでは、東京都千代田区初出店となったサミットの「サミットストア神田スクエア店」、西友の中期経営計画「スパーク2022」のモデル店舗である「西友高野台店」を各3ページにわたって徹底レポートしました。
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