2018/05/15
ダイヤモンド・ドラッグストア
2018年5月15日号
『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌5月15日号の特集は、成長につなげる! 働き方改革をお届けします。
人手不足が小売業の経営に影響を及ぼすようになってきています。
帝国データバンク(東京都)の「人手不足に対する企業の動向調査(2018年1月)」によると、正社員が不足している企業は51.1%と5割超に達しています。3カ月前(17年10月)から2.0ポイント(pt)増、1年前(17年1月)から7.2pt増加。正社員の人手不足は、半数を超える企業で認識しており、調査開始(06年5月)以降、最高水準での推移が続いているとのことです。
国は、同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善、賃金引き上げと労働生産性向上、長時間労働の是正、柔軟な働き方がしやすい環境整備などを柱とする「働き方改革実行計画」を17年3月28日に決定。10年先の未来を見据えたロードマップも示しました。人手不足が深刻化する小売業でも対策は待ったなしです。
現在、ドラッグストア(DgS)や薬局チェーンの一部には、自らのビジネスモデルの特徴を踏まえて、新しい人事制度に移行したり、女性活躍推進施策に注力したりする企業が増えてきています。
本特集では、以下のチェーンを取材しました。
- (1)マツモトキヨシホールディングス(千葉県)
- (2)トモズ(東京都)
- (3)キリン堂(大阪府)
- (4)日本調剤(東京都)
また、2018年度調剤報酬改定で“ブラック化”が進むと指摘される薬剤師問題、UAゼンセン流通部門による労働条件改善の進捗状況の解説も収録しています。
今号はほかにも、富士薬品(埼玉県)グループの成長戦略のほか、米国注目企業のブルーマーキュリーの解説記事、スギ薬局の杉浦克典社長のインタビューも読みどころです。
ぜひご一読ください。