週末に大学受験と高校受験を終えた2人の甥っ子たちがわが家にやってきた。
大仕事後の2人の表情やしぐさは、それ以前と比べても確実に成長しており、どんどん大人びていくようで、ちょっぴりさびしい思いをさせられた。
さて、今回のメーンイベントは、テニス勝負である。
前回の対戦の時には、市内中学の軟式男子複のチャンピオンだった上の甥とほぼ互角。下はまだラケットさえ握っていなかった。
駆けつけてくれた友人を交え、ペアを変えながらの合計6時間――。
力強く、正確で、足が速く…ようするに強い甥っ子に、いろいろな攻撃を繰り返してみたものの、結局、上からは1セットも取れず、グーの音も出ないほどにやっつけられた。
たぶん2~3倍の実力差がない限り、こんなことは起こりえない。
叔父としての威厳が、ことテニスについては、きれいに消えていったことを確信した。
ただ、コテンパンにされながらも、とても幸せな気分に浸れた。
人生の愉しみのひとつは、こんな何気ない日常にあるのだろう。
本当に素晴らしい週末だった。