マジシャンのMr.マリックさんの著書に『黄金の矢』(2800円)がある。黄金の三部作の第一弾。500部限定で発刊された著作でMr.マリックさんが「心に深く突き刺さった365個の言葉“黄金の矢”」を紹介している。
Mr.マリックさん曰く、
「古典になったら、客はついてこない」
「子供はつまらないものは、絶対に見ない」
「子供にわかるものは、年寄りでもわかる」
「慢心していたら、もう芸は上達しない」
「実践に勝る稽古なし」
「練習はウソをつかない」
「月並みのことをしていると、月並みで終わる」
「目標のない練習をしてはいけない」
「マネが上手くなればなる程、オリジナリティから離れていく」
「ゼロから発想は生まれない」
「いい仕事をする人は、誰でも孤独です。孤独を知らない人は、オリジナリティのある考えや事業を興すことができません」
「マジシャンにとって最良の教訓は、自分自身の失敗なのです」
「失敗する主な原因は、自信の欠如と力みすぎです」
「他人の失敗は参考になるが、他人の成功は自分の失敗を生む」
「自信が成功を呼び、成功が自信をつけさせる」
「『買ってください』と言うな、『買いたい』と言わせなさい」
「人生は常にプレゼンテーションです」
などなど。耳に痛く、ためになる黄金の言葉が満載だ。
その中のひとつに「成功するマジシャンの条件」というものがある。
Mr.マリックさん曰く、「誰とも違うこと」。
確かに、Mr.マリックさんが登場するまでは、サングラスをかけた胡散臭い風貌のマジシャンはいなかった。
そして、これらの言葉は、芸人、個人だけでなく、企業、流通業にとっても大変参考になる。