面接試験というのは、相互のフィーリングに負うところが大きいようで、会って10分も話を聞けば、結論が出てしまうことが多い。
大抵の会社では、面接した直後には採否の結果が出ているものだ。
しかし、面接当日に不採用を連絡する企業はまずない。1日から数日後に電話や文書、メールで連絡している。
効率だけを考えるのならば、その日のうちに連絡したほうが遥かにいい。
でも、そうしない理由のひとつは、不採用となった受験者を慮ってのことだ。
なにしろ相手にとっては、人生の問題だ。
わずかな時間で決まったと思わせるよりも、十分検討し、接戦だったたような感じを見せておく方が受験者も納得するだろう。
もうひとつは、企業が受験者に負のイメージを持たれることを回避するためだ。
受験者は不採用者になった瞬間に、部外者となり、立場は逆転。多くの企業にとって、潜在的な顧客になるのだ。
受験者に好印象を残しておくことは、とても大事だ。
「情けは人の為ならず」の諺は、ここでも通じるわけだ。
※いつも唐突で申し訳ありませんが、4月26日(土)~5月6日(火)までBLOGをお休みいたします。次回の更新は5月7日(水)になります。よろしくお願いいたします。