一昨日は、フードデザート(食の砂漠)について書いた。
だが考えてみると、交通手段を持たない高齢者にもフードデザート問題の責任の一端はあるような気がする。
特に首都圏にある古いニュータウンに居住する高齢者であれば、買物弱者同士が手を組むことで、ひとつの市場を形成することができると考えるからだ。
一致団結できれば、きっとこれを目当てに小売業がアプローチしてくるはずであり、フードデザートは、一変、オアシスになる可能性がある。
ただ、今のところ買物弱者が団結するというケースは寡聞にして知らない。
リーダー不在、アイデア不足、意欲的な小売業者不在など、理由はいろいろあるのだろう。
しかし、例えば、50戸ほどのマンションの住人が結託して、ひとつのコミュニティをつくることができれば、小売業にとっては無視できない存在になるだろう。
全住人が単身世帯、1人月間食事代1万円と試算しても600万円の潜在需要が眠っているのだから。
と、ここまで書いたところで、あることに気づいた。
これって、生活協同組合(=生協)の協同購入の原初的な形じゃないか!