このBLOGを休んでいる期間中、久しぶりにイオンの岡田卓也名誉会長相談役にお会いした。今年9月19日で87歳。来年は米寿――。
時は2012年7月17日。場所は、東京・目白の椿山荘。日本リテイリングセンターの故渥美俊一先生3回忌の立食パーティに出席したところでの再会だった。
立食パーティとはいえ、高齢者の方も少なくないため、岡田名誉会長にも席も用意されていたのだが、自分の食事は自分で取りに行き、立食を貫き、強靭な足腰の健在ぶりを見せてもらった。
立ち姿も背筋はしゃんとしており、われわれひよっこのような若手よりもよっぽど、美しい立居振舞で、存在感を見せていた。
その2日前には、1泊2日の強行軍で、インドネシア共和国に「ジャカルタ植樹」をしに行ったと聞いてまたびっくり――。どんな秘訣があるものか？
その実姉であり、長くイオンの従業員教育に力を注いできた小島千鶴子さんは96歳。今や、表舞台には意図的に出なくなっているが、仄聞によれば、元気そのものだという。
そしてこういう姿を見せつけられるにつけ、高齢者とは、十把ひとからげで《年寄り》なのではないと思い知らされるのである。
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『チェーンストアエイジ』誌2012年9月1日号（9月1日発売）の特集は、「アジアのイオン～海を渡った”大黒柱”」です。記者を中国、マレーシアに派遣し、現地を徹底取材。イオンの「アジア・シフト」の現状をレポートしています。ぜひ、ご一読くださいませ。