BLOG読者の関心の高かった今年の10大テーマ　第5位～第1位

2011/12/18 00:00

さて、第5位は「テスコジャパン撤退考」です。

2003年に鳴り物入りで日本市場参入を果たした世界第4位の小売業テスコは、2011年に日本市場からの撤退を発表しました。

同社の特異性は、情報開示をほとんどせずに、外界との交流を遮断していたことです。そしてこういう企業は、いつかツケが回ってくるものです。情報を出さないと、情報は入ってこないものだからです。日本の企業でも、過去に同じような例がいくつもありますよね。というようなことをまとめたのが本BLOGでした。

第4位です。第4位は「ジョイフル本田、社長交代、について」（7月14日）です。

相続問題に派生して、ジョイフル本田（茨城県）が持ち株会社のジョイフルカンパニーと事業会社のジョイフル本田を統合。社長には創業者である本田昌也氏が就任したということを書いたものです。

その後、ジョイフル本田は、三菱商事出身の矢ケ﨑健一郎氏を社長に迎え、本田氏は会長に就任。新体制で第2創業に乗り出す構えを見せています。

ここから、いよいよトップ3の発表です。

まず、第3位は、「東日本大震災、食品スーパーの被害情報」（3月15日）でした。

これは、東日本大震災後の3月13日、社団法人新日本スーパーマーケット協会（東京都／横山清会長）がまとめた食品スーパー企業の被災情報をファックスで送られたものに私が少し付け加えたものです。

その後、新日本スーパーマーケット協会は、協会のホームページでタイムリーに情報刷新をするようになりましたので、私はアップデートをやめ、アクセスは協会に飛ぶようにしました。新日本スーパーマーケット協会の活動は、素晴らしいと称賛していいでしょう。

第2位は、「わが家のそばにイトーヨーカドー食品館がオープンするようだ」（5月18日）です。

12月1日にオープンしたイトーヨーカドー食品館高井戸店（東京都）の開業を6か月以上前に報告したものです。

高井戸周辺の街の情報を集めているBLOGで紹介されたこともあり、アクセス数はドンと上がりました。また、開業2～3か月前にも、アクセスの山があり、第2位にランクインさせる原動力になったものと思われます。

なぜ、オープンすることを半年以上も前に知ったかは、お教えできませんが、蛇の道は蛇ということでしょう。

そして第1位になったのは…。

これも東日本大震災の話題です。「東日本大震災イオン、ナショナルチェーンの強みを活かしライフライン堅守」（3月26日）になります。

イオングループが震災後に開いた記者会見の模様をリポートしたもので、ライフラインを死守するためにさまざまな努力をしてきた様子を記しました。

読めば読むほど、イオンは大したものだと敬意を表します。

そして、大きなニュースにはなっていませんが、各エリアエリアでは小規模ながらもイオンやカインズのようにライフライン死守に命を懸けた企業があったはずです。第一位は、イオンのみならず、そうした各企業の取り組みも包含されているのだと思います。

2011年は、東日本大震災の年になってしまいました。

来年は、この暗く、閉塞感のある局面が少しでも改善されることを願っています。

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