花の命は短くて…。
若手女優、女性アイドル、女子アナが、ちやほやされる時間はあまりにも短い。
持ち前の器量と運と努力をバックに、若くして大ブレーク。世の中に覚えてもらえるようになって…。でも10年を待たずして消えていく。
若さとかわいらしさで人気絶頂を極めても、後生たちが続々と彼女たちを追いかけ、追い抜いていくからだ。
ある才能で身を立てた者は、同じ才能に敗れ去る――。それは世の宿命と言っても過言ではなく、そこで枯れてしぼんでしまった花たちは数知れない。
しかも、齢を重ねるにともない、結婚、出産、休業、離婚、衰え…と人生の試練や陥穽が次々と可憐な花たちを待ち受けている。
そんな逆風に真っ向から挑み、再ブレークを果たし、一線で活躍していくのは、至難の業だ。しかしながら、第2期、第3期の黄金期を自らの手でちゃんとつかみとっている人たちもいる。
以前、このBLOGで書いたことがある松坂慶子さんは、その代表格だ。
http://diamond-rm.net/articles/-/3713
最近なら、『家政婦のミタ』で再ブレークしている松嶋奈々子さんだ。これまでのお嬢さんキャラクターを捨て、まったく新しい形で魅力を見せつけ、“視聴率の女王”に返り咲いた。
こうなると今度は、制作者側が放っておくはずがなく、次作は来年1月16日からスタートするフジテレビの月9ドラマ『ラッキーセブン』に決まっている。
そしてこれができる人たちが一流と呼ばれ、さらにその中から一流と超一流に振り分けられていくのだろう。
どの世界でも本当に厳しい競争があることを思い知らされる。
蛇足ながら、花の命が短いことは、男性も同じである。