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「おまけ」の話

 500mlのペットボトルには、時々、ネックの部分にペンダント状にかけられた「おまけ」がついている。

 「ミニ手ぬぐい」「ストラップ」「アニメのキャラクターグッズ」「フィギュア付きのキャップ」など実に様々なものがある。

 「おまけ」を収集しているマニアの方々にとっては、どれもが垂涎ものなのだろう。

 しかし、私のように、ただ、飲み物としての飲料を目当てにする消費者にとっては、迷惑この上ない。

 「おまけ」類は、結構、しっかり包装されているので、その場ではもったいなくて捨てられず、とりあえず棚の上に避難させる。ところが棚の上には、「おまけ」がどんどんたまっていき、小山が崩れたタイミングで一気にごみ箱行きという運命を辿ることになる。
 

 何度か「おまけ」類を使ってみたこともある。

 しかし、さすがに「おまけ」だけあって、チープなものが多く、ストラップ類などは付けてから1週間程度で壊れてしまい、決して実用的とは言えない。

 もし「おまけ」をつけてくれる余裕があるのであれば、①その分安くしてほしい、②3本買うともっと良い景品を1個くれるなどの工夫がほしい。

 「おまけ」付きの「グリコ」や「仮面ライダースナック」が爆発的に売れたという故事は、もはや故事。「おまけ」目当てに特定の飲料を買う消費者は圧倒的に小さな比率ではないだろうか?