ダーバンブランドは、1970年のデビューなので、今年で40周年を迎える。
現在は、竹野内豊さんをイメージキャラクターに登用することで、人気を取り戻しつつあることは昨日のブログに書いたとおり。
1970年当時のイメージキャラクターはフランスの俳優アラン・ドロンだった。
『太陽がいっぱい』『太陽はひとりぼっち』『パリは燃えているか』などの主演映画で世界的な知名度を持つ彼にダーバンを着せ、テレビコマーシャルを流し続けた。
コマーシャルの中で、アラン・ドロンに言わせた「D’urban c’est l’elegance de l’homme moderne」(ダーバンは現代を支える男のエレガンス)というフレーズは流行語にもなった。また、各所に張り出されたポスターは、ファンや消費者に剥がされ、奪われ続けた。
レナウンの子会社としてスタートしたダーバン(創業時の社名はレナウンニシキ)は、アラン・ドロン人気にも支えられ大躍進。1979年には東京証券取引所第1部に上場。一時は800億円近い売上高を計上する優良企業に育った。
ところが、その後、ロードサイドの専門店やユニクロなどの台頭によって、業績は低迷。2006年に、再び、レナウンと統合――。
そして、今年に入ってからは、竹野内さんを起用してのヒット。
うーん、歴史は繰り返されているなあ。