6月9日、オール日本スーパーマーケット協会(AJS:大阪府)の第49期定期総会が開催され、新会長が選任された(@パンパシフィック横浜ベイホテル東急)。
新会長に選ばれたのは、荒井伸也氏。サミット(東京都/田尻一社長)の会長時代の2001年から5期10年にわたって、AJSの会長を務めており、6選された。任期は2年。
副会長に選任されたのは、井上保関西スーパーマーケット(大阪府)社長、田尻一サミット社長、前原宏之とりせん(群馬県)社長、中野義久ヤマナカ(愛知県)社長の4人でともに再選。監事は、新選の中山保彦マツヤスーパー(京都府)社長と再選の曽根誠司田子重(静岡県)社長の2人。専務理事は、松本光雄氏が再選された。
また北野祐次関西スーパーマーケット名誉会長も名誉会長に留任した。
以下は、荒井会長の就任あいさつ。
「日本には、『スーパーマーケット』と名前のつく協会は3つ(新日本スーパーマーケット協会〈東京都/横山清会長〉、日本スーパーマーケット協会〈東京都/川野幸夫会長〉、AJS)ある。その中で、私は、AJSが元祖だと考えている。
しかし、一般の方々には、それぞれの協会にどんな差異があるのかわからないのではないだろうか?AJSはスタートから約50年を経てきた。もともとは、生鮮食品に強い、良いスーパーマーケットをサイエンティフィック(科学的)につくろうという考え方の企業だけが集まった協会だ。
大勢が集って商品開発をするという主旨の協会ではない。ただ、そのあたりが十分に社会的にも認知されていないようなところがある。私どものPR不足かもしれない。そこを皆さんにもご理解いただくとともに、私たちもアイデンティティを見失わないようにさらに発展させていくように頑張っていきたい」。