錦織圭選手(ソニー)がオーストラリアのメルボルンパークで開催されているテニスの4大大会全豪オープンで快進撃を続けている。
21歳の錦織選手のATP世界ランキングは、現在82位。1回戦で同58位のファビオ・フォニーニ選手(イタリア)に3-1で勝ち、全豪初勝利。2回戦では同36位のフロリアン・マイヤー選手(ドイツ)を3-1で撃破。全豪オープンでは日本男子として1965年の石黒修選手以来46年ぶりとなる3回戦進出の快挙を成し遂げた。
(ここで余談ですけど、石黒修選手〈現:日本プロテニス協会副会長〉と言えば、俳優石黒賢さんの父親。石黒賢さんは、私と同世代だから、どのくらいの快挙か改めて実感できます)
そして、今日は、自身の4大大会最高のベスト16入りを賭け、同9位のフェルナンド・ベルダスコ選手(スペイン)と対戦する。
連日大きく報道される錦織選手の活躍ぶりだが、新しいウエアの左胸と右袖のマークに気付いた方はいただろうか?
ユニクロのマークが燦然と輝いているのだ。
そう、実は、今年に入ってから、錦織選手は、ユニクロ(山口県/柳井正社長)と5年間の長期スポンサー契約を結んだ。
伊達公子選手の例外はあるものの、一般的にテニスプレイヤーの選手としてのピークは20代前半から中盤にかけて。この時期にスポンサー契約を結んだユニクロは、またまた恐るべしである。
私は、このBLOG (2009年8月26日付)でユニクロが2009年にプロ車いすテニスプレイヤーの国枝慎吾選手と2年間の所属契約を締結した時にユニクロがテニス市場やスポーツ市場に本格進出すると予想したが、どうやらここにきて現実味を帯びてきた。
ユニクロは、いまのところ、テニスウエアを発売しているわけではないが、今年、伸び盛りの錦織選手はついに世界のトップにリーチしそうな予感がする。そして、そうなれば、当然、錦織関連商品の発売への要望は高まるはずだ。
錦織選手の躍進と世界ランキングの上昇とともに、ユニクロもさらなる飛躍を遂げそうだ。