美人トレーダーの若林史江さんは「株式投資にはビギナーズラックがある」と言う。
「初心者には、慎重さがあり、“相場”の恐さを常に意識し、素直に市場に相対しているからだ」。
しかし、「慣れてくると初心を忘れ、自分の価値観を“相場”に押し付けるようになる」そうだ。
「そうなったら、もう目も当てられない!」。
初めの成功は、過信につながり、まるで“相場”を自分がコントロールしているかのように傲慢さが頭をもたげるのだ。
小売業の経営も、株式投資に似ている側面がある。前文の“相場”の文字に変えて“お客様”とはめ込んでみると良い。
両者に対して、神経質なほど敏感になる必要はないかもしれないが、初心者のような無垢さと純情さを忘れてしまっていないか、今一度、チェックしてみたい。