今回は、OVER30(30歳以上の方)、限定の話です。
チャチャチャーン、チャチャチャチャーチャーチャーチャーチャーン。
菊地俊輔さん作曲のイントロで始まるドラマ『Gメン75』の大ファンだった。
タイトルバックは、陽炎立つ滑走路を7人のメンバーが横一線に歩き、視聴者に迫ってくる。
そこに、芥川隆行さんの「ハードボイルド、Gメン75。熱い心を強い意志で包んだ人間たち――」で始まるナレーションがかぶさる。そのうち、メンバー1人1人がクローズアップされ、黒木警視 丹波哲郎 TETSURO TANBAという具合に、役名と役者名を紹介した字幕が入る。これが何とも格好いい。
よく学校で、Gメンを気取って、仲間と横一列で歩いたものだ。
遠足の訪問先では数人で横一列歩きをして記念撮影をした。
それだけに“Gメン歩き”は私の中では強烈な印象として刷り込まれていた。
とはいうものの、それもすでに35年も前の話。『Gメン75』も、“Gメン歩き”も忘却の彼方、記憶の遥か向こうにあった。
ところが、この懐かしい“Gメン歩き”を最近、プライベートでちょくちょく目にするようになり、『Gメン75』のオープニングシーンを思い出した。
現在、“Gメン歩き”に精を出すのは、ウォーキングを楽しむ4縲怩T人の年配グループだ。
道路に横一線に並び、喋りながら歩き、道を塞いでいる。
早朝のラジオ体操への行き帰りなどは、そうしたグループ3縲怩S組が同じ路上を歩いており、自動車はもちろん、バイク、自転車、ジョガー、歩行者など通行者の行く手は阻まれることになる。
あえて言うまでもないことでしょうが、路上での“Gメン”歩きは迷惑ですので、せめて片側に2人ずつのペアに分散して列をつくって、ウォーキングを楽しんでいただけませんでしょうか、とブログに書いて今日のところは幕引きとしたい。