「燃え上がれ、ガンダム」を連想した人たちも案外多かったのではないだろうか?
「たちあがれ日本(にっぽん)」。
与謝野馨元財務相、平沼赳夫元経産相らが4月10日に旗揚げする新党の党名である。
石原慎太郎東京都知事が名づけ親というが、芥川賞作家も焼きが回ってしまったのかなと、ちょっと笑ってしまった。
大体、命令調の党名には能動性を感じられない。
イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ(現首相)が1994年に結成した「Forza Italia」党(=がんばれイタリア党)という例がないわけではないけれども、政治家であるならば、「俺たちがたちあがらせてやるぜ! 日本」くらいの気概が名前にだって欲しい。
経済政策についての考え方が違う、昔の名前で出ている人たちが、果たしてどう協力しあって党をまとめていくのか?
組織論のケーススタディとしては興味深い。
さて、世の中は、新党結成ブーム――。
東京都杉並区の山田宏区長や前横浜市長の中田宏氏、前山形県知事の斎藤弘氏ら現職の首長や首長経験者が月内にも新党を結成するというけれども、有権者としては彼らが在職中に何をやってきたのか復習した上で投票したい。