昼ごはんでカレーを食べて、夜帰宅するとまたカレー――。
昼に焼きサバを食べたら、夕飯も焼きサバ。またまた、とんかつが重複したりした経験のある方は案外多いのではないだろうか?
夫婦などの家族間は以心伝心。同じ時に食べたいと思うモノが同じというのは、微笑ましくもあり、悪いことだとも思わない。ただ、こんなことが続いてしまうと夕食の楽しみは、ちょっと減退だ。
子供たちも同じで、給食のメニューが夕食でも繰り返されてしまうのは、あまり楽しいことではないだろう。
そんなことに気を配って、食品スーパー企業の原信(新潟県/原和彦社長)の店舗には、商圏内の学校の給食のメニューが張り出されている。 これなら、息子や娘、孫がお昼に何を食べたのかを確認してから、晩御飯のメニューを決めることができる。
「すべての判断の基準はお客様」を経営理念に据え、地域に密着し、顧客志向を徹底させている同社のちょっと面白い取り組みだ。