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不機嫌であることは立派な環境破壊である

 会社の会議の場やサークルの飲み会の場などで、むすっとしている人がよくいる。

 ちゃんと参加はしているのだけれども、会話に入るわけでもなく、ただただ不機嫌な表情で別の意味の存在感を見せている。

 一言も発言をせずに、会合の終わりをひたすら待つ。

 

 しゃべり過ぎて、場の雰囲気を壊す人間も問題だが、この類の人たちも問題があるように思える。

 それでも、とりあえず参加はしており、最低限のことはやっているのだから、注意のしようがない。

 でも、そうはいうものの、やはり違和感がある――。

 

 こんな時にどうすればよいものなのかを考えていたら、ノートルダム大学清心学園理事長の渡辺和子さんの言葉を聞き、膝を打ち、すっとした。

 

 「(公の場で)不機嫌であることは立派な環境破壊。いますぐやめなさい!」。

 

 みんなが参加する会合でむすっとしていること自体が、他人に不快感を与えるのだ。

 

 もし、次の会合で同じようなことがあったら、迷わずに渡辺さんの言葉を使いたい。