電気自動車が本格的な普及ステージに向かっている。
一般的に、電気自動車は、エンジンや変速機という高度な技術を必要とせず、モーターと電池、タイヤを調達できれば、アッセンブル的に製造することが可能になるため、製造の参入障壁が低くなると言われる。
その意味では、いまは想像もつかないかもしれないけれども、今後、チェーンストア企業が電気自動車のプライベートブランドをつくることだってありえる話だ。
チェーンストアの駐車場こそ、電気自動車の急速充電サービスステーションにはうってつけの場所であり親和性は高い。
実際、ローソン(東京都/新浪剛史社長)では2009年8月に営業車の一部に電気自動車を導入すると同時に一部店舗に充電器設備を導入している。
イオン(千葉県/岡田元也社長)も大型ショッピングセンター、イオンレイクタウン(埼玉県)に急速充電サービスステーションを設置した。
「電気自動車なんて関係ないよ」と、初めから決めつけないで、検討してみてはいかがでしょうか?
(『チェーンストアエイジ』誌2010年7月15日号)