2009年度の離婚件数は25万3000件と対前年度比2000件増。人口1000人当たりの離婚率は2.01%と30年前の1979年度の1.17%との比較では0.84ポイントも増加している(厚生労働省調べ)。
離婚とは、夫婦間の問題であり、原因をひとくくりにすることはできない。夫の定年後の熟年離婚も増えており、原因はさらに多岐に及んでいるのだろうと思われる。
ただ、若い時分の離婚を男からの目線で振り返った場合には、大きな原因のひとつとして、「器量よしのパートナーを選んでしまった」というのがあるようだ。
離婚と再婚歴のある慶応義塾大学のある教授は、一度目のミスを「“準ミス慶応”を選んでしまったことが原因だった」と回顧、反省する。
「顔のいい女性は、人生のほとんどをちやほやされながら過ごしてきたのでわがままな傾向が強い。僕のところのゼミ生もそう。しかも、いまは男女を問わず、堪え性のない人が増えているから、家庭生活はなかなかうまくいかないでしょう」。
確かに、私の周りにも、同じような経験者が何人かいる。
綺麗な女優さんが、離婚のゴシップをたくさん振りまくのも、一概に多忙な仕事のせいばかりとは言えなそうだ。
ただ器量よしの女性のすべてがわがままかと言えばそうではないし、その逆もしかりなので、簡単に決め付けることはできない。しかも、顔の善し悪しとは、評価者の価値観によるところが大きいから、絶対的ではない。
その上、世の中には、器量や育ちなどには関係なく悪女とはいるものだ。
はたまた、男性にDV(家庭内暴力)などの問題があることも少なくないだろう。
そんな具合に、あっちにもこっちにも行ってしまうのだが、やっぱり綺麗な花にはとげがあるのかなあ、と考えてしまう。