大手チェーンと互角に立ち向かうために中堅・中小スーパーマーケット(SM)が結集してCGCグループが設立されたのは1973年。それから36年。今年7月には、227社、3549店舗、売上高合計4兆928億円の規模となり、次の目標として5兆円を掲げた。
「商品こそすべて」を合い言葉に同社が開発したPB(プライベートブランド)は現在1470アイテム。「CGC」「ショッパーズプライス」「断然お得」のブランドで低価格かつ粗利益も確保できる商品を提供。昨年、サントリーとの取り組みで開発した第3のビール「ゴールドブリュー」は100万ケースを達成。PBブームのトレンドもCGCの規模拡大を後押している。
ところが最近は加盟動機が「商品調達」だけではなくなっているという。
堀内淳弘グループ代表は、「『コンプライアンス(法令などの遵守)』『環境問題』『人事・教育』など中堅・中小規模では対応できない問題が増えており、それが加盟企業増加の一因になっている」と分析。10月2日には解決策の第1弾として新人教育用の『CGCコンプライアンス DVD』を発売した。
CGCグループは、SM企業のソリューション提供・コーペラティブチェーンとして新たなステージを歩み始めている。
『チェーンストアエイジ』誌2009年10月1日号