昨日は、単行本の読書方法について書いた。
しかし、読書とは、単行本を読むことだけを意味するのではない。
雑誌や新聞を読むことも立派な読書であり、新しい情報を入手するにあたっては『チェーンストアエイジ』誌のような雑誌の方が効果的だろう。
そして雑誌の読み方も人それぞれだ。
グラビアページを10分以上眺めている人もいれば、お気に入りの作家の連載から読みだす人、マンガから取り掛かる人など、実にバラエティに富んでいる。
『チェーンストアエイジ』誌の場合は、バックナンバーが揃っていることにも意味があるから、保存して何度も読んで欲しいところだが、週刊誌や新聞などの場合は、「破って読む」という手段もある。
実は流通のトップには、破り読みをしている人が少なくない。
ある企業のトップは、旅行中に、興味のあるいろいろな週刊誌を購入しては、まず眺めて、自分の参考になりそうなページや話の材料になりそうなページを破って、クリアファイルに入れていた。
持ち帰ってスクラップブックに貼り付けるのだという。
また雑誌ではないけれども、別の経営者は分厚い単行本を3分割して、軽量化してからパーツごとにバッグに入れて読んでいた。
同じ破り読みでも、手法は多岐にわたっており、個性があることがわかる。