総務省が5月4日に発表した4月1日時点の15歳未満の子どもの人口は、推計で1493万人と前年より19万人減少した。1982年から40年連続の減少となり、過去最少だった。
男女別では、男子が前年比10万人減の765万人、女子が9万人減の728万人だった。年齢階層別にみると、12〜14歳が324万人、0〜2歳が265万人で年齢が低いほど人口が少なくなっている。
総人口に占める子どもの割合は11.9%と、前年より0.1ポイント低下した。第2次ベビーブーム(1971〜74年)後の1975年から47年連続での低下となった。1975年に24.3%だった子どもの割合は、半分以下に低下した。一方、65歳以上の高齢者の割合は、1975年の7.9%から2021年は28.9%に高まっている。
人口4000万人以上の諸外国と比較してもわが国の子どもの割合は最低水準で、米国は18.6%(2018年7月1日時点)、英国は18.1%(同)、フランスは17.7%(21年1月1日時点)、中国は16.8%(19年12月31日時点)、韓国は12.2%(20年7月1日時点)となっている。