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接待伴う飲食店に休業要請を検討=西村再生相

東京・新宿の繁華街
西村康稔経済再生相は14日の閣議後会見で、バー、クラブなど接待を伴う飲食店に対し、ガイドライン(感染防止策の指針)が順守されていない店舗には休業要請を検討すべき段階にきているとの認識を示した。東京・新宿で5月26日撮影。(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 14日 ロイター] – 西村康稔経済再生相は14日の閣議後会見で、バー、クラブなど接待を伴う飲食店に対し、ガイドライン(感染防止策の指針)が順守されていない店舗には休業要請を検討すべき段階にきているとの認識を示した。

東京都を中心に新型コロナウイルスの感染者が増加するなか、西村再生相は、接待を伴う飲食店での感染者が増加傾向にあると改めて指摘し、「(接待を伴う飲食業の関係者と)信頼関係をつくりながら、一緒に取り組んでいくことが大事だ」と強調。保健所の体制強化など、東京都とも連携して取り組んでいくとした。

その上で、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、感染防止策が守られていない店舗に対しては、休業要請を検討する段階にきているとの見方を示した。

まずは、店舗に対してガイドラインの順守を要請し、ガイドラインが守られていない店舗の利用を控えるよう、利用者に対しても呼びかけるという。西村再生相は「専門家の皆さんと(認識を)共有し、1都3県の知事とも協議をしている」と述べた。

休業要請を行う場合は「生活圏や経済圏もみながら、首都圏でいえば首都圏全体でやるとか、地域の事情を考えてやらなければならない」と話した。