落語家・立川志ら乃のスーパーマーケット徒然草 第9回 志ら乃軍団、「ビオセボン」に参上!
オーガニックが過ぎるぜ!富ヶ谷のビオセボンへ突入
気分よく店を出て、じゃあ今日はこれでお開き…と思ったのですが、つい、
「ついでに『ビオセボン』も行っとく?」と口に出していました。
そう。富ヶ谷の交差点の傍らに立つ高層マンションの1階に「オーガニックが過ぎる」でおなじみのビオセボンがあるのです。「オーガニックが過ぎる」というのはもちろん私一個人としての印象なのですが、所得や意識の高い消費者を対象としているスーパーであるのは、そう間違えじゃないと思ってます。
そんなことを2人に説明しながら店内へ。
体感として、オーケーやライフなどと比べて2~3倍と思しき値段に対し、
「うわっ、高っ!」と、思わず口にしてしまう面々。
そんな中、3割引きのシールが貼られているデカフェインスタントコーヒーを手にした私。
「100グラムで1800円…3割引きだから1300円くらいか。それでも高いな…」
と、子供をあやしてんじゃないんだから、そんなに高い高い言わなくてもいいだろと思いながら瓶の裏側を見ると「株式会社おもちゃ箱」という表記が。ずいぶん変な名前の会社だなと思い、目の前にいた我妻麻衣に向かって、
「株式会社おもちゃ箱だって」と話掛けると、
「…あれ?その会社、私の知り合いが勤めています」と。
後日調べてもらったら、その方はすでに他の関連会社に移っていたようですが、「おもちゃ箱に勤めていた」のは間違いありませんでした。
そんな偶然があったならもう買うしかないだろと、人生で初めてデカフェのインスタントコーヒーを買うことに。そしてそれがまさか、後日参戦した「スーパーマーケット・トレードショー」での顛末につながるとはまだこの時知る由もありませんでした。
こういう”出来事”が欲しくてスーパー打ち上げをやっているんだということを思い出し、同行の2人にも「何か買いなさい!(支払いは私)」と指令を出しました。