実践!流通英会話41 “ウォルマートの価格について、固定的なイメージを持つ”をsetを使って表現してみましょう

太田 美和子
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解説

前の号から続いているグロサリーの価格の話は、まだ続いているようです。相手の説明が長く続く場合、通常、私たちは相槌を打ちます。英語で相槌といえば、映画やテレビドラマでよく見かけるのは「uh-huh(アハー)」ですね。しかし、今回のスキットのようにちょっと込み入った話の場合には、相手の話をいったん受け止めて、短い質問形式で話を促すのも相槌の代わりになります。山田社長の言葉に着目してください。

このセンテンスを覚えよう!

Strategically. But how? : 時として文章にしなくても単語がす べてを語ることがあります。山田社長のこの言葉もそうです。 Strategically は strategy(戦略)の副詞です。前の文章でレイノル ズ取締役が使った「戦略的に」という言葉を繰り返すことで、山田社 長はその戦略に関心を持っていることを表現しています。そして、 「でも、どのように?」と話を促しました。この場合も、How do you communicate ~? と長々と質問しなくても意図は十分伝わります。

That’s not always true. : 「常に真実とは限らない」の意。 always(常に)があるかないかで意味合いがまったく異なります。ぜ ひ覚えていただきたいのは not always です。「常に~とは限らな い」「必ずしも~ではない」の意味です。The rich are not always happy(金持ちが必ずしも幸せとは限らない)は有名なセンテンスで すね(ちなみにこの場合は be動詞は are になります)。

 

KEYWORD 一般用語

budget : 「予算」「経費」。国家、企業、家庭のいずれの場合にも使 います。「予算を組む」「予算を計上する」という動詞にもなります。

KEYWORD 流通用語

sales promotion : 「販売促進」。日本でも日常的に使っている言葉ですので、説明の必要はないと思います。そういえば、promotion には「増進」「促進」のほか、「昇進」の意味もありますね。セールス プロモーションを成功させてプロモートしたいものです。

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