一流店が実践!繁盛店に共通する「想定外の体験」とは何か?

成田直人
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こんにちは、成田直人です。今回のテーマは「一流になりたければ一流を知ること。ファンを増やしたければ、ファンで溢れる店にいこう」。私がかつて訪れた実在する店に行って体験したことを改めて解説して、そのすごさの秘密と、これを自社のビジネスにどのように結びつけられるか、について話していきたいと思います。

Chadchai Krisadapong/istock
Chadchai Krisadapong/istock

オンラインにはない、繁盛店に共通する魅力とは

 今回は以前訪問した、「富山県で一番有名な寿司店に行った話」をしようと思います。

 「なぜこの寿司店を取り上げようと思ったのか?」というと、人生で初めて次回の予約をした寿司店だったからです。予約が取れない店として有名なこの店、出張日に合わせて連絡したところ、「神の導きか?」というくらい運良くランチの予約が取れました。

 その時私は、数か月後に控えたボディビルの大会に向けて減量中であることを完全に忘れ、自分へのご褒美としてクライアントと一緒に行きました。その時の気持ちは、富山出張の記念、程度のものでした。

 しかし、たった60分の滞在で次の富山出張の予定もないのに予約をしてしまいました。それもディナーなので金額がランチの3倍以上になります。店舗に対してとても厳しい見方をすると言われる私ですが、この時は完璧に「やられた!痺れる!最高!」のオンパレード。躊躇することなく、「次回予約」するというアクションを起こしました。

 今回はなぜ次回の予約をするに至ったのか?ファンで溢れる繁盛店の「一流の姿勢」についてお話をします。

 店舗ビジネスがオンラインビジネスに押されているのは店舗従事者であれば、首を痛めるほど縦に強く振っていることでしょう。では、具体的に、押されている理由をご存知ですか? 

 皆さんのご意見としては 「ネットは安いから売れている」「便利だから売れている」、という感じでしょうか。

 多くの人は「なぜ」を深く突き詰めない傾向があるため、浅い分析に終始しがちです。でも、安くない店、決して便利な場所にないのにものすごく繁盛している店はたくさんありますよね。そこには、隠された繁盛店の秘密があるのです。

 その秘密というのが、今回の寿司店とも共通するものだということなのです。それは、いったい何なのでしょうか?

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