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米アマゾン、無料版の音楽配信サービスを開始 広告収入で運営

アマゾン・プライム・ミュージックのロゴ
11月19日、米アマゾン・ドット・コムは、音楽配信サービス「アマゾン・ミュージック」で広告収入により運営する無料版の提供を開始したと発表した。写真はアマゾン・プライム・ミュージックのロゴ。2018年2月撮影(2019年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[18日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは18日、音楽配信サービス「アマゾン・ミュージック」で広告収入により運営する無料版の提供を開始したと発表した。無料モデルで先行する音楽配信大手スポティファイに挑む。

アマゾン・ミュージックの定額サービスは月額9.99ドル(米国の場合)からとなっており、ネット通販の有料「プライム」会員も利用可能となっている。今年9月には人工知能(AI)「アレクサ」が搭載されているスピーカー「エコー」の利用者向けに無料版音楽配信サービスの提供を開始した。

一方、スポティファイは「フリーミアム」と呼ばれる広告収入で運営する無料版と月額9.99ドルの定額制の両方の音楽配信サービスを展開してきた。無料版の利用者は約1億4000万人に上る。

アップルの競合サービス「アップル・ミュージック」は月額9.99ドルの定額制のみで、調査会社カウンターポイント・リサーチによると、音楽定額配信サービス市場の約2割を占める。

アマゾンの株価は0.75%高で18日の取引を終了。スポティファイは4.9%下落した。