実践!流通英会話31 スーパーマーケットの”Delicacy”コーナーは、何売場でしょう?

太田 美和子
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解説

前回から調理済み食品売場を視察中の山田社長。今回は、ダンデライオン・マーケット独自の売場である『コールド・デリカシーズ』コーナーを視察するようです。今回の構文は今までに登場したものばかりです。注目していただきたいのは、前回からチラホラ登場している総菜の用語です。流通視察でよく使用する用語が頭に入っていれば、視察中の会話にも自信が持てます。これを機会に総菜に関わる用語を覚えてください。

KEYWORD 流通用語

hors d’oeuvres : ご存知、オードブルです。コース料理の最初に 供される料理、つまり前菜のことですね。オードブルはフランス語で すが、イギリスやアメリカでも一般的に使われる言葉です。では、英 語を使って前菜を表現するとどうなるでしょう。starterやappetizer がよく知られる前菜を表す英語です。スーパーマーケットの店内より もむしろレストランで必要かも知れませんね。

delicacy : 「上品な」「優雅な」という意味がよく知られています が、「珍味」という意味もあります。ダンデライオン・マーケットの Cold Delicaciesというコーナー名は、直訳すれば「冷たい珍味」を 意味します。一般に欧米のスーパーマーケットの総菜売場ではmain dish(主菜)やside dish(副菜)の提供に力を入れています。しかし、 ダンデライオン・マーケットのように、ハレの日のご馳走の一皿とし て利用してもらえる商品を強化する店もわずかながら目にします。

KEYWORD 一般的な用語

chilled : 日本でもおなじみの「チルド」です。chillは動詞で「冷や す」ですから、chilledは「冷やされた」という形容詞になります。単 に冷たい飲み物を意味する場合にはcold drinkですが、冷やされた 飲み物を意味する場合にはchilled drinkとなります。

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