なんでも値上げ時代に主婦が期待する、スーパーマーケットの青果売場と鮮魚売場とは?
あらゆるものが値上がりしている昨今、物価の上昇に給与アップが追い付かず、実質的な賃金は低下傾向にあります。天井の見えない「値上げラッシュ時代」を切り抜けるため、家計の財布を握る主婦たちは、どのような視点で買物をしているのでしょうか。連載第2回は、3人の子どもを育てる主婦として日々やりくりに奮闘する筆者から見た、値上げ時代の主婦の心理と行動を、青果と鮮魚にフォーカスして解説していきます。

何でも値上げ時代における「青果」の選び方とは…
最近の値上げラッシュに敏感な主婦であれば、値上げの影響が少なく比較的安価で、なおかつ新鮮な旬の青果に自然と目が行くはずです。
以前に比べて、輸入物の青果が高くなったと感じることが増えたため、野菜であれば国産商品や特売価格の商品からまず確認しています。大きな文字で「特売」と書かれている青果を見つけると、立ち止まってその野菜を使った献立をイメージし、購入するか検討します。すぐに献立をイメージしやすい野菜であればそのままカゴに入れますが、わが家の献立のレパートリーにはあまり登場しないような、使い回しが難しいと感じる野菜は特売になっていても購入をためらいます。そのような商品は、使い切りのための献立などが売場で提案されていると購入しやすくなります。
果物の場合も、国産ものや特売価格の商品から確認します。まず大容量で1個当たり単価の低い商品をチェックし、新鮮なうちに食べきれる量かを確認してから購入しています。