【米ウォルグリーン】売上高は11.3%増の1315億ドル、買収効果で

2018/10/23 11:20
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 米ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(BA)が発表した2018年8月期の売上高は前期比11.3%増の1315億ドル(約14兆7300億円)だった。17年に同業のライトエイドから約2000店舗を買収した効果で、2ケタの増収となった。

 営業利益は15.4%増の64億ドル、純利益は23.2%増の50億ドルといずれも増益だった。

 ウォルグリーンBAは米国と欧州を中心に11ヵ国で約1万8500店舗を運営するほか、約20ヵ国で医薬品卸事業を展開している。事業セグメント別の営業利益は、米国薬局事業が48億9600万ドル、海外薬局事業が8億4200万ドル、医薬品卸事業が6億7600万ドルで、米国薬局事業が全体の4分の3を占める。

 その米国薬局事業の18年6?8月期の四半期ベースの売上高は前年同期比14.4%増の255億ドル、既存店売上高は0.3%増だった。全体の7割強を占める調剤部門の売上高は16.7%増、既存店ベースでも1.3%増と堅調だったが、調剤を除く一般用医薬品や日用品、加工食品などいわゆるフロントエンドの売上高は8.3%増、既存店ベースでは1.9%減だった。ライトエイドからの店舗買収効果で全店ベースでは増収となったものの、既存店ではとくに日用品が不調だった。

 

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