【アスクル】第1四半期は1億円の営業赤字、物流費上昇で

2018/09/19 15:05
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 アスクルが発表した2019年5月期第1四半期(18年6~8月)の連結営業損益は1億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)だった。前期に開設した大型物流センター「アスクルバリューセンター関西」の減価償却費負担のほか、外部に委託している配送運賃の値上げが利益を圧迫した。ただ、配送運賃値上げの影響は第1四半期がピークで、今後は自社配送を増やしていくことから通期での業績予想は据え置いた。

 主力のeコマース事業の売上高は前年同期比15.8%増の923億円だった。BtoB事業の売上高が6.6%増と堅調だったことに加え、BtoC事業の「LOHACO」は17年2月に発生した物流センター火災の影響がなくなり、売上高が55.9%増と大幅に増えた。また、前期に子会社化したペット用品EC(インターネット通販)のチャームの連結効果も出た。

 19年5月期の連結業績は、売上高が前期比8.2%増の3900億円、営業利益は43.1%増の60億円を見込む。

 

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