メニュー

【井筒屋】黒崎店やコレットなど3店舗を閉鎖、特損34億円計上

 百貨店の井筒屋(北九州市)は7月31日、黒崎店(同)と子会社のコレット井筒屋が運営する商業施設「コレット」(同)、同じく子会社の山口井筒屋が運営する宇部店(山口県宇部市)の3店舗を閉鎖すると発表した。

 いずれも営業不振が続く店舗で、閉鎖によって会社全体としての収益改善を図る。3店舗閉鎖後は、小倉店(北九州市)と山口店(山口県山口市)の2店舗体制となる。

 閉店は宇部店が2018年12月末、コレットが19年2月末、黒崎店が19年5月末の予定。3店舗の売上高はピーク時に宇部店が72億円、コレットが135億円、黒崎店が226億円だったが、18年2月期にはそれぞれ28億円、103億円、129億円まで大きく減少していた。3店舗の閉鎖に伴い19年2月期第2四半期に約34億円の特別損失を計上する。

 井筒屋は19年2月期連結ベースで売上高784億円、営業利益11億円、純利益2億円を見込んでいたが、純利益は赤字に転落する見通し。現時点では未確定要素が多いため、予測可能となった時点で公表するとしている。