中国景況感、6カ月連続節目割れ=対米貿易摩擦が重荷―9月

【北京時事】中国国家統計局が30日発表した9月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.8だった。前月の49.4から改善したものの、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を6カ月連続で割り込んだ。対米貿易摩擦が続く中、景気の先行き懸念は根強い。
米中は9月にスペインで4回目の閣僚級貿易協議を開き、懸案の一つとなっていた中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡り一定の合意点を見いだしたもよう。ただ、世界経済に打撃を与えている高関税については引き下げの見通しが立たないままだ。中国経済冷え込みの主因となっている不動産不況も長期化している。
PMIの主要構成指数のうち、供給の強さを示す生産は51.9と5カ月連続で節目を超えた。ただ、需要の強さを示す新規受注は3カ月連続で節目割れ。外需関連指数の新規輸出受注も47.8と節目割れが続いた。
同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.0と、前月から0.3ポイント低下した。





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