8月の米物価、2.7%上昇=伸び拡大基調続く

【ワシントン時事】米商務省が26日発表した8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.7%上昇した。伸び率は前月から拡大。市場予想と同水準だった。トランプ政権の高関税政策により、物価上昇は徐々に加速している。
価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は2.9%と、前月と同水準。いずれも連邦準備制度理事会(FRB)の物価目標の2%を引き続き上回った。
モノの価格は0.9%上昇。耐久財の伸びにけん引され、4カ月連続のプラスとなった。人件費の影響が大きいサービス価格は3.6%上昇した。
FRBは先週の金融政策会合で、雇用情勢の悪化を防ぐため、9カ月ぶりの利下げを決めた。ただ、インフレ動向を巡っては「関税の影響を除けば目標付近」(ボウマン副議長)との声が上がる一方、「依然高過ぎる」(シュミッド・カンザスシティー連銀総裁)と警戒も根強く、見方が割れている。





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