マキヤ、第1四半期決算は営業・経常利益が30%超の伸び


 マキヤ(静岡県)が8月12日に発表した2026年3月期第1四半期決算(連結2025年4月1日~6月30日)は、営業収益が前年同期比8.9%増の230億700万円、営業利益が37.3%増の6億300万円、経常利益が37.7%増の6億3,900万円で、営業・経常利益は30%を超える大幅な伸びを達成した。

 小売業事業の営業収益は8.3%増の210億700万円。フード(食品)部門は、「エスポット(フード)」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」のすべての業態が引き続き好調に推移。生鮮食品、日配食品、加工食品の売上高はいずれも前年同期をクリアし、8.5%増と高い伸びをみせた。

 ノンフード(非食品)部門についても、HBC(ヘルス&ビューティーケア)商品とリユース事業が順調に推移し、7.6%増と伸長した。

 小売事業の営業利益については27.9%増の6億7,500万円。来店客数の増加と買上単価の上昇による増収で売上総利益が増加し、前年同期の「エスポット新横浜店」の大規模改装による改装経費が減少したことなどが、大幅増益につながった。

 第1四半期は、収益性の拡大策として、EDLPの徹底などによる売上最大化と、子会社のEC事業(ネットモール)と連携した売れ筋商品の共同開拓・共同仕入・共同販売に取り組んだほか、売場では品切れの撲滅と値引き・廃棄ロスの削減に取り組み、商品鮮度管理の徹底によって値引き・廃棄ロス率を約9%改善させた。

 また、店舗作業のムダを無くし、効率的な作業改善などによる人時生産性(粗利÷労働時間)の向上にも努めた。

 2026年3月期の連結業績については、営業収益で5.6%増の944億2,700万円、営業利益で2.8%増の23億3,000万円、経常利益で2.3%増の24億2,000万円を見通した。

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