サンデー、第1四半期決算は売上高減で営業大幅減益

サンデー(青森県)が7月11日に発表した2026年2月期第1四半期決算(非連結2025年3月1日~5月31日)は、売上高が前年同期比1.7%減の122億4,700万円、営業利益が60.8%減の2,600万円、経常利益が20.8%増の9,500万円となり、経常利益は回復したものの、厳しい今期スタートとなった。
第1四半期の営業概況は、創業50周年を記念した冠セールで、提案を強化した高単価の電化製品や寝具が好調に推移。また、顧客の節約志向の高まりに対応し、厳選した暮らしの必需品を買得価格で提供する「暮らし応援」商品の訴求が奏功し、加工食品やリカーが伸長した。
一方、園芸や農作業の立上げ時期にあたる3月中旬以降、低温や天候不順が続いたことや、購買指数が高まるゴールデンウィーク期間の天候不順が影響し、農業資材やガーデニング関連商品、サイクル、アウトドアといったシーズン商品が低調に推移し、前年割れとなった。
店舗の強化策については、「イオンタウン仙台泉大沢」内にペット専門店「Zoomore(ズーモア)」を新規出店。また、既存店では、「八戸沼館店」と「弘前樹木店」の活性化を実施したほか、イオングループのシナジー最大化に向けて、「スーパーセンター盛岡渋民店」の売場面積を大幅に拡大した。
売上総利益率は31.8%と約0.1ポイントダウンし、売上総利益は8,700万円減の38億8,900万円にとどまり、4,700万円増となった販管費が営業利益を圧迫した。
2026年2月期の業績については、売上高で2.6%増の478億円、営業利益で3億円、経常利益で3億1,000万円を見込み、回復を目指した。





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