三井不動産、ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え 第Ⅰ期は10月開業、ビビット南船橋も統合

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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」 外観 CG
「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」 外観 CG(三井不動産 ニュースリリースより)

 三井不動産(東京都)は、千葉県船橋市において段階的に推進中の「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」の第Ⅰ期エリアについて、2025年10月に開業することを発表した。

 同計画は、1981年に開業したららぽーと1号店「ららぽーとTOKYO-BAY」の北館を、段階的に建て替えるプロジェクト。第Ⅰ期では、既存の2階建ての建物を3階建てに拡張し、幅広い世代のニーズに応える施設として刷新される。

 第Ⅰ期の北館には、セレクトショップやスポーツ用品、ライフスタイル雑貨、飲食店舗など、多彩な94店舗が出店を予定しており、3階には千葉県最大級のフードゾーンが新設される。スイーツのテイクアウト専門店からフルサービスのレストランまで、幅広い飲食体験を提供することで、地域の来訪者にとって魅力ある空間の創出を目指す。

 また、ららぽーとTOKYO-BAYに隣接する商業施設「ビビット南船橋」は、10月の第Ⅰ期開業に合わせて「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY North Gate」へと名称を変更し、リニューアルを経て施設統合される。東側メインエントランスは、緑豊かな空間へと刷新され、象徴的なアトリウム広場は、スポーツやエンターテインメントイベントに対応する交流拠点として再整備される予定である。

「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY North Gate」外観 CGと内観 CG
(三井不動産 ニュースリリースより)

 現在営業中の北館第Ⅱ期エリアは、建て替え工事に向け、2025年10月13日をもって一時閉館となる。これにより、施設全体の店舗数は一時的に約390店舗(Ⅱ期閉館後)となり、三井不動産の商業施設の中で最多の店舗数を誇る施設となる。北館第Ⅱ期の開業後には、さらなる規模拡大が予定されている。

 今回の建て替えでは、施設の中心に位置する全長約350メートルの「ハーバー通り」も約2倍に拡幅され、南館と北館をつなぐブリッジにより、天候に左右されない快適な回遊性が確保される。また、既存の南館・西館でも一部リニューアルを実施し、施設全体としての魅力を高める。

 三井不動産はこれまでも、ららぽーとTOKYO-BAYを中心に、JR南船橋駅直結の商業施設「ららテラスTOKYO-BAY」や、1万人収容の多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」、物流施設や住宅分譲などを展開し、南船橋エリアにおけるミクストユース型の街づくりを推進してきた。

 今回の北館建て替えにより、ららぽーとTOKYO-BAYは、より充実した商業体験を提供し、地域の活性化とエリア価値のさらなる向上を目指すとしている。

【施設概要】
所在地:千葉県船橋市浜町2-1-1
延床面積:
 <北館>
 建て替え前:約97,000㎡(約29,300坪)
 建て替え後:約103,200㎡(約31,200坪)
 <施設全体※1
 建て替え後:約431,700㎡(約130,600坪)
店舗面積:
 <北館>
 建て替え前:約45,000㎡(約13,600坪)
 建て替え後:約60,200㎡(約18,200坪)
 <施設全体※1
 建て替え後:約166,400㎡(約50,300坪)
構造・規模:鉄骨造 地上3階建
店舗数:94店舗(第Ⅰ期、Ⅱ期は未定)
駐車台数:約7,200台※2
交通アクセス:
 <鉄道>
 JR京葉線・武蔵野線「南船橋駅」より徒歩5分
 京成本線「船橋競馬場駅」より徒歩5分(無料送迎バスあり)
 <バス>
 JR「津田沼駅」および「船橋駅」からバスで約15分
スケジュール:
 第Ⅰ期着工:2024年3月
 第Ⅰ期開業:2025年10月(予定)
 第Ⅱ期着工・開業:未定
設計会社:
 基本設計:株式会社東急設計コンサルタント
 Ⅰ期実施設計・監理:大成建設株式会社
施工会社:大成建設株式会社・阿部建設株式会社 共同企業体(Ⅰ期)
運営・管理:三井不動産商業マネジメント株式会社

※1:ビビット南船橋、ららぽーと三井ビルディング含む
※2:ららぽーとTOKYO-BAY全体(ビビット南船橋含む)

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