イオン九州、長崎市でスーパーマーケット運営のジョイフルサンアルファを子会社化

イオン九州(福岡県)は5月23日、長崎県でスーパーマーケットを運営するジョイフルサンアルファ(長崎県)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。株式取得の実行日は2025年7月1日を予定している。
近年、スーパーマーケット業界では競争が激化しており、ライフスタイルの変化に対応した店舗、商品、サービスの提供が一層重要となっている。
こうした背景により、イオン九州は2024年度を初年度とする中期経営計画において「成長領域へのシフト」「商品改革」「既存資産の魅力度向上」「生産性・経営効率の向上」「サステナブル経営の推進」を重点施策として、総合スーパー(GMS)、スーパーマーケット(SM)、ディスカウントストア(DS)、ホームセンター(HC)、ドラッグ&フードなど多様な業態を九州・山口エリアで340店舗(2025年2月末現在)展開している。
一方、ジョイフルサンアルファは長崎県長崎市内において、地域密着型のスーパーマーケット「ジョイフルサン」9店舗を展開し、生鮮加工センターも運営している。1959年に設立された前身のアサヒストアー以来、地域のお客から支持され続けてきた企業である。
店舗数が少ない長崎市内において、ジョイフルサンアルファが培ってきた信用力にイオングループのノウハウや経営資源を加えることで、地域住民に豊かな生活と健康な暮らしを提供できると判断し、今回の株式取得に至った。これにより新規顧客の獲得を図り、より強固なドミナント体制を構築する方針だ。