4月主要HC売上高動向 気温上昇で園芸用品伸びるも業績に明暗


ビバホーム内観
主要HCの既存店ベース売上高前年比は、マイナスが続いた

 主要ホームセンター(HC)10社の2025年4月の月次業績が出揃った。

 主要HCの既存店ベース売上高前年比は、マイナスが続いた。

 コメリによると、農業事業者様向けに事前に予約を受けていた肥料、農薬等の引渡しによる販売が好調に推移したものの、寒暖差や天候の変化が大きく、北日本を中心に花苗や用土等のガーデニング用品の販売に遅れが見られたとしている。

 また、コーナン商事は、販促強化や新規出店効果もあり紙製品や洗剤などの日用消耗品、家電などの売上が昨年よりも伸びた。一方、前期に比べて気温が低かったことで、園芸用品や殺虫剤などは前期に比べて伸び悩んだ。

 ハンズマンの既存店が14.1%増と大きく伸びたのは、前年まで3月に実施していた同社最⼤のイベントセール(ガラクタ市)の 開催⽉を4月に変更したためだ。

主要HCの4月の売上増減(速報値)          %

社名/業態 既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 ▲ 1.2 ▲ 4.4 3.3 ▲ 0.1
PW ▲ 1.5 ▲ 4.1 2.7 0.8
PRO 10.4 1.2 9.1 38.3
H&G ▲ 1.2 ▲ 4.5 3.4 ▲ 1.3
DCMホールディングス ▲ 6.3 ▲ 7.9 1.7 ▲ 6.3
コーナン商事(連結) ▲ 0.2 ▲ 1.6 1.4 4.2
アークランズ(小売事業) ▲ 4.4 ▲ 6.8 2.6 ▲ 5.7
ナフコ ▲ 3.2 ▲ 2.1 ▲ 1.2 ▲ 3.1
アレンザホールディングス ▲ 2.2 ▲ 5.4 3.4 ▲ 1.6
内HC事業 ▲ 2.4 ▲ 5.9 3.7 ▲ 2.1
ジョイフル本田 3.1 0 3 3.4
ジュンテンドー(HC店舗) 1.2 ▲ 0.4 1.7 1.2
ハンズマン 14.1 17.9 ▲ 3.2 14.1
イオン九州(HC業態) 1.6 1.6

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