ワタミ、26年3月期予想は未定=米関税政策で見通せず

ワタミ=2026年3月期の連結業績予想は未定とした。米トランプ政権の関税政策やウクライナ情勢などの影響が見通せないため。好調な弁当の宅配事業は24年度の24万食から、25年度は28万食を目指す。サンドイッチチェーン「SUBWAY(サブウェイ)」の出店も加速させる。
渡辺美樹会長兼社長は決算説明会で、居酒屋業態などで使用するコメについて「4月までは必死に耐えて国産米だけでやっていたが、5月から一部、米国産、台湾産を混ぜている」と話した。
25年3月期は増収、純減益。国内は居酒屋と焼き肉業態を中心に堅調に推移した。宅配事業は価格戦略が奏功、海外事業はM&A(合併・買収)が寄与した。一方、前期に発生した為替差益がなくなったため純利益は減少した。