マツキヨココカラ、3月決算は増収増益で堅調
マツキヨココカラ&カンパニー(東京都)が5月9日に発表した2025年3月期決算(連結2024年4月1日~2025年3月31日)は、売上高が前期比3.8%増の1兆616億2,600万円、営業利益が8.4%増の820億8,200万円、経常利益が7.2%増の862億7,100万円、純利益が4.4%増の546億7,500万円となり、前期に続き増収増益の好決算となった。
連結財政状態については、総資産が119億6,700万円減の7,127億8,000万円、純資産が63億2,300万円増の5,214億9,900万円、自己資本比率は2.1ポイント改善して73.1%まで高めた。
マツモトキヨシグループ事業は、都市部や繁華街、商業施設内などの人流拡大や訪日外国人観光客の増加を受け、化粧品を中心に売上が好調だったことから、売上高が5.4%増の6,672億2,600万円となり、セグメント利益は12.0%増の579億5,200万円と大きく伸長。
ココカラファイン事業は、ロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的で効果的な販売促進などの実施によって化粧品の売上が伸長。売上高は1.1%増の3,910億2,600万円、セグメント利益で9.2%増の238億500万円を達成した。
連結ベースの売上総利益は3,722億3,500万円で、売上総利益率は、マツモトキヨシグループがPB商品の開発を積極的に行って、ラインアップの充実を図ったことにより、0.43ポイント改善して35.06%に上昇。販管費は117億6,100万円増加したが、売上総利益が181億3,800万円増えたことから、営業利益は63億7,700万円増加した。
2026年3月期の連結業績については、売上高で3.6%増の1兆1,000億円、営業利益で4.2%増の855億円、経常利益で3.7%増の895億円を計画している。