エンチョー、3月期決算は経常損失・純損失を計上
エンチョー(静岡県)が5月9日に発表した2025年3月期決算(連結2024年4月1日~2025年3月31日)は、売上高が前期比3.2%減の332億2,800万円、営業利益が41.1%減の1億2,000万円、経常損失で5,500万円、純損失で4,800万円を計上し、大きく落ち込んだ。
連結財政状態は、総資産が16億3,600万円減の349億1,100万円、純資産が2億6,700万円減の90億3,900万円、自己資本比率は0.4ポイントアップの25.9%とした。
2024年度のホームセンター事業の売上高は、「DIY用品」が3.2%減の74億3,900万円、「園芸・ペット・カーレジャー用品」が4.8%減の89億8,300万円、「家庭用品」が1.5%減の78億6,300万円、専門店事業では2.9%減の79億400万円、その他の事業が4.2%減の10億3,700万円となり、全事業が減収となった。
売上高が前期より10億9,800万円減少したことで、売上総利益は2億9,900万円減少し、営業総利益も2億2,700万円減少。販管費は1億4,200万円減少したものの、営業総利益の減少分をカバーするまでには至らず、営業利益で8,500万円減少した。経常利益については、営業外費用で支払利息が4,500万円ほど膨らみ、損失発生につながった。
なお、9月1日を効力発生日とする、DCMホールディングスを完全親会社、エンチョーを完全子会社とする株式交換を行い、8月28日に上場廃止の予定のため、2026年3月期の業績予想は行っていない。