ジョイフル本田、第3四半期決算は増収増益で堅調

Pocket

ジョイフル本田千葉店

 ジョイフル本田(茨城県)が5月2日に発表した2025年6月期第3四半期決算(非連結2024年6月21日~2025年3月20日)は、売上高が前年同期比2.2%増の954億2,100万円、営業利益が5.2%増の83億6,300万円、経常利益が4.7%増の91億8,800万円となり、前年同期の減益から回復して増益に転じた。

 第3四半期は、今期の基本方針に沿った主要テーマのひとつである「既存店の魅力をあげるための投資」を加速。脱炭素社会への取り組みとして店舗屋根上への太陽光発電設備の設置を進めたほか、店舗の広大な駐車場を利用したソーラーカーポートの設置も推進。ソーラーカーポート設置と既存の太陽光発電設備によって電力自給率を高め、CO2排出量削減によるカーボンニュートラル実現の取り組みを強化した。

 また、「積極的出店できる体制の構築」では、専門チームで物件規模に応じた店舗フォーマットを作成し、出店予定の物件に合わせて準用することで、スピーディーな出店体制を構築。今年6月にオープン予定の「Pet’s CLOVER(ペッツクローバー)伊勢崎田中島町店」と新業態の「ジョイフル本田 資材館 伊勢崎韮塚町店」では、出店検討に伴う負担を大幅に減らした。

 第3四半期の経営成績は、既存店売上高が前年同期比で2.0%伸長。売上総利益率は0.2ポイント低下して31.6%となったが、新規テナントなどの効果で営業収入が2億5,900万円増えたことから、営業総利益率は36.9%と横ばいを維持。

 営業総利益は7億4,100万円増加した。販管費は、人件費、水道光熱費などに加え、クレジット手数料が増加して3億3,100万円増となったが、営業利益で4億1,100万円増やすこととなった。

 2025年6月期の業績については、売上高で0.9%増の1,280億円、営業利益で0.3%増の106億円、経常利益で0.5%増の117億円、純利益で12.0%減の80億円で着地する模様。

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態